おなかはプーシキン
 
 
 

木の譜面台に
おなかをぽーんとのっけて雪の上をゆくのってきもちいい・・・
想像力は、ふゆのプーシキン。

（ミレナリオ）

「忽然と消えてなくなるもののなかで、 
ゼッタイ二度と出てこないものと、 
忘れたころにひょっこり出てくるものとが
あるでしょ。」 
「うん。」 
「出てこないのがひかりだとしたら、
出てくるのはなに・・・？」 
「プー。」 
おなかのなかで、くうきとひかりは
また会えるだろう。

はるのひとは、

１．とにかく勢いよくしゃべる。
２．どんなことでもさいごまでまじめに語る。
 

それで、ほんとうは、３つめのタイプとして、
「アハハのひと」がいるのね。
おしゃべりのなかに、「アハハ」を「あいのて式」に
どんどん入れ込んでいく。なんにも
おかしくないのに、
アハハ・・・アハハ・・アハハ・・・アハハ・・・。
でも、「アハハ」と言ってるのは、こころじゃなくて、
ほんとはおなかだから、
「アハハのひと」のおしゃべりのなかで、
時間は、ちょっとゆっくりしていく。

おなかはダルデンヌ兄弟のシネマ
 

おなかはけっして少年をゆるさなかった、
刑務所でナミダするまでは。

少年と少女が
はじめて、しんとナミダするまでのくうきって、
バン！ボン！ガチャ！

くうきがバン！ボン！ガチャ！っていうことは、
いのちがバン！ボン！ガチャ！

いのちがバン！ボン！ガチャ！っていうことは、
せいかつがバン！ボン！ガチャ！

せいかつがバン！ボン！ガチャ！っていうことは、
　　　　　　おしゃべりがバン！ボン！ガチャ！
 

おなかは、おなかを映します。
バン！ボン！ガチャ！って失われた
すべてのおしゃべりのために。

おなかはウエストウッド
 
 

魔女に対抗しようとするあたまが
言うセリフはいつも、こうです。
「きみは、ただのお人形！」
魔女は、お人形のおなかなんだけれど。

ねっころがって、
ピッとくっつけてまっすぐ上げてる
あし
の
うらに、おなかを
のっ
けて、
両腕を大きくひろげ、
つよく括約筋を想っている。
 

きみがおなかに参加してもしなくても、
ともだち！